2010年8月30日
昼めし献立
- 三尺ササゲと薄焼き卵の豆板醤炒め
- スルメイカとジャガイモの煮物
- キュウリ、ワカメ、春雨のサラダ
- 甘夏果汁入りごはん
- モロヘイヤと油揚のスープ
ゆく夏を惜しむにしては、蝉たちの合唱のにぎやかなこと。畑から届く野菜はまだまだ夏のエネルギーをたっぷりと湛えて、秋を迎えるからだをつくってくれています。
降りしきる蝉の声。
オーシ ツクツク、オーシ ツクツク
姿は見えねど、残り少ない夏を思わせる、つくつく法師。ジ~ジ~とひどくにぎやかなアブラゼミの響きを縫って名残の夏を歌っています。
連日、「最高気温34度」と変わり映えしない気象情報にうんざりしながら、強烈な陽射しと蝉時雨の中を自転車を走らせ出勤です。8月に入ってから当事務所もエアコン稼働日数1週間の新記録。あまり汗をかかない、という不思議な感覚をあじわいつつ。
さらに暑い暑い埼玉は寄居の畑から、瑞々しい野菜が途切れずに毎週ちゃんと届くのはほんとうにありがたいこと。野の扉のみなさんの労働に感謝!
月曜日の昼飯は先週の野菜で作るのだけれど、野菜の鮮度が長持ちするのにも大いに助けられています。
さてさて。
ひとつは、三尺ササゲ。30年ほど前、関西の市場で始めて見かけてビックリ。三尺といえば1メートル近く。実際それくらい伸びるらしいが、伸びればおいしいというものでもないようです。手元のは40センチくらい。扱うにはちょうどいいです。
ほかのインゲンにくらべ水分が少なめなので、炒めものに活躍してくれます。本日は、薄焼き卵とあわせて。油をひき、ニンニクと豆板醤を軽く炒めて香りをだしたところに三尺ササゲを入れて炒め、酒と醤油を少々。せん切りにした薄焼き卵も加えて味を馴染ませればオーケー。夏向きピリ辛の一品。
もう一品は、家でつくったもの。イカを煮て半分ほど味がついたら、煮汁でジャガイモを煮て、あとで合わせてもうひと煮し、味を含ませる。他にも大根はいうまでもなく、サツマイ、茄子もイケます。
サラダのドレッシングは、バルサミコ酢(黒酢でもいいかも…と言ってた人も)+醤油と胡麻油(香りのいい上等なのをほんの少し)。夏にはぴったりの春雨と、キュウリ。それにワカメ。
スープは、鰹節と刻み昆布をあわせただし汁に塩で調味。モロヘイヤと油揚げを細かく刻んで。卵消費をかねてかき玉スープに。
ごはんは、甘夏の果汁と水を同量くらい、干し海老を加えて炊きました。
ドクダミ(新潟・松之山産)とヨモギ(ご近所…犬の散歩道を避けるのは至難の技だわね) |
料理人:よこやま
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