一条ふみ
〜ひとすじの糸を辿れば、命の痛みを自らの体に聞き、
癒して生きる。その大きな味方となってくれる里の人々
のなかにあったのでした
雑音絶えた深夜、山深くから流れくる川へかかる土橋を渡り山ひだの村らしき方向へ。夜更、森らしき方向への道々を暗闇に辿る人々へ。星の光がひとすじの道を示してくれていたものです。
今でもその村々は膝まで積もるその雪がのき深くまで迫っていて、家々は、降りつもる真白い雪の中、静かにもれる光のもと、すっぽりと埋もれています。その奥の間には今でも、深き民俗信仰に支えられてます老爺・老婆たちが、ひっそりと、しっかりと暮らしに根をおろして生きています。
信仰深い母に背負われて、雪の夕ぐれ道を足速に。ある夜は手をひかれて。蔵か作業小屋の間を通って人々の集まる母屋へ通る時。時折り小屋の軒に干してある大根葉・蕪の干葉、ドクダミ、ゲンノショウコ等、薬草の干したのがガサガサと吹雪のなかでも音をたてていたのが、何十年も年経た今でも、あの音が、すぐに昨日のことのように胸に蘇ります。
ふみさんの
『自分で治す草と野菜の常備薬』から
煎じ茶で膀胱炎を治す
トウモロコシの毛
体の内と外から手当てして子宮ガンにも
長い時間おしっこを我慢していたり、腰を冷やしたりすると女性は膀胱炎になりやすいんですよね。お医者さんに行くのも億劫な気持ちもあるし。だけどこじらせないうちに早く治したほうがいいんですよ。
トウモロコシだったら身近にあるし、自分でもそっと治せるからね。トウモロコシの毛をとって、煎じて飲めば、たいがい膀胱炎は治るんですよ。冷えからなることが多いからね。温めるのはとにかくいいんだよね、
ただ農薬の問題があるから、農薬を使ってないものを選ぶようにしてね。
冬、北海道に行くとおばあちゃんたちがストーブにあたりながらトウモロコシの実をもいでいたったの。それを火棚のところに上げておいて乾燥させて保存食にしてるのね。
旅人などが来たりして何もないときに、実を水につけて戻したり、お湯で煮炊きしてそれにちょっと塩を入れてそのまま食べていただくとか、牛乳のある家は実を砕いて煮てスープを作ってあげたり。いろいろできるんですよ。乾燥さえうまくいけば、何十年ってとっておけるんだもの。私が行き来してたころは、どこの家でもやってましたよね。http://www.amarans.net/229
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