昼めし日記

2009年 1月21日

昼めしの献立 

    • 聖護院蕪と人参のふくめ煮 
    • 大根、人参、油揚げのおすわい 
    • サツマイモと里芋炊き込みごはん
    • タアサイとうずら豆の炒め物 
    • 味噌汁(大根、人参、水菜)
    • 漬物(白菜漬、沢庵、赤蕪甘酢漬

『ビッグイシュー』誌で連載されていた人気記事が、『幸せに人生レシピ 世界一あたたかい人生相談―ホームレス人生相談&悩みに効く料理』という単行本にまとまりました。本郷3丁目角に立つ販売者の青年から買い求めたのですが、相談してくる人たちの悩みも身につまされるものが多く、また相談に答えるのが、紆余曲折の人生を余儀なくされ、社会の底の底を見てきたがゆえの、人間の弱さ、醜さを味わい尽くした人たちだからか、高みからではなく自分の歩いてきた辛い人生を振り返りながら語る言葉が何とも温かく、気持ちが追い込まれそうになるときなど、ぐっときますねえ。 
料理家の枝元なほみさんが、腕を振るう「悩みに効く料理」レシピが、これまたいいんですよ。
「毎日のように電話をしてきて、泣いたり、怒ったりの実家の母にうんざり」のみに寄り添うレシピ「大根のともあえ&カリカリじゃこのせ」の悩ココロは、「言葉を重ねても解決しない時は、身体に

こころに栄養たっぷりの
『世界一あたたかい人生相談
  
ホームレス人生相談&悩みに効く料理

ビッグイシューから出版


効くものを考えるという手もありかな」。また「金銭的にルーズな彼氏との関係」への悩みには「玄米納豆ごはん&渋茶」。「恋愛っていつもナイスとはかぎらない。…渋茶をすすらなくちゃいけない時もあると思う」なんて。ひとつひとつのレシピに付けられた枝元さんの短いコメントも、煮詰まって凝り凝りになったツボをほぐしてくれそうな、こころに栄養たっぷりの本ですよ。(本体1333円+税 ビッグイシュー日本刊)
聖護院蕪をコトコト煮れば、口のなかでとろけます

「蕪蒸し」は分不相応でも、しっかりだしをとってゆっくり含め煮にしたら、薄味のだしがやんわりと沁みこんだ蕪、いくらでも食べられますね。小さな本郷大横丁商店街で堂々、良品鰹節を扱い続けてきた問屋、鵜飼商店から買う本枯れ節の削りたてを欠かさないようにしているのが、当事務所唯一のぜいたくですが、味噌汁でも何にでも使うと言ったら、鵜飼商店の奥さんが「え~~、味噌汁にこの鰹節使うのぉ~ 贅沢ねえ!」と目を丸くしていましたっけ。
大根や、冬瓜や、この聖護院蕪などはだしをよく吸うので、鰹節もけちらないようにします。本枯れ節は、全然生臭さが残らず、上品なだしがとれるのは、さすが。けれど、だしの味が勝ちすぎないよう、鰹節の使いすぎには気をつけます。野菜そのものから出るだしや、豆の煮汁など他にも材料そのもののもつ旨味を生かすというのは、基本中の基本ですけどね。

酒少々と塩、ほんの少し醤油をさして味をつけたところに、乱切りにした蕪と人参を入れてゆっくり煮ていきます。火加減は、中火から煮立ってきたところで弱火に落として、コトコトと。蕪に味が半分くらいはいってきたかなと思ったところで、火を止め、粗熱がとれるくらいまで置いて味を含ませます。
大き目の鍋にたくさんつくって、何回かに分けて、食べるのもいいですね。

本日のお茶

薬草茶(玉葱の皮、ドクダミ、熊笹、ヨモギ)

                                   料理人:よこやま