2008年 11月28日 | ||||||||||||||||||||
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写真のとおり、堂々たる姿の蓮根。「大口蓮根生産組合」の産地カタログが添えられていました。
長岡とはだいぶ離れているけれど私の郷里新潟市には、「蓮潟」という地名もあったし、蓮根は小さい頃から食べなれた身近な野菜として記憶に残っています。 塩鮭、里芋、人参、コンニャク、紅白のカマボコなどと蓮根をいっしょに煮込む「のっぺ」はどこの家でも大晦日には欠かせない料理ですが、わが家では、冬には、鮭抜き、カマボコのかわりにチクワ入りなど、普段仕様でよく食卓にのぼっていたおかずでもありました。 てんぷらもよく食べましたね。普通に輪切りにしたのの他に、母が必ずつくってくれていたのは、すりおろして小判型にして揚げたもの。蓮根はすりおろして火を通すと、まったく別物のようなもっちりとした食感になって、これは私の大好物。おいしいおいしいとほおばる私を楽しそうに見つめる母の笑顔とともに甦ります。 一人暮らしを始めてまもなく、母の手つきを「つなぎはなし」と記憶していて、自分でもやってみたのだけれど、油に放したら、ぱ~っと散ってしまってまとまらないのに恐れをなし、以後、片栗粉のつなぎを入れるようにはしているのだけれど、おいしさは今ひとつといった感じ。 届いたその日、さっそく懐かしい新潟の蓮根をすりおろし始めたら、早くも感触が違う!水気少な目の感で、すりおろした身もだらりとしない。これは期待できそうだわ! 軽く絞ってまとめ、おそるおそる熱した油に入れたら、バラケない! もちもちの不思議食感の蓮根に何十年ぶりかで再会。いやあ、感動しましたね。長岡のTさん、大口蓮根の生産者の方たちに感謝、感謝です。 同じ蓮根でこんなにも違うのはどうしてかしらん…などとぶつぶつ言いつつ、いただきものの蓮根のあるうちは、せっせとすりおろしています。 しっかりと身がしまった「大口蓮根」を贅沢に使って 汁物にすりおろし団子を入れる時には、ちょっとコワイので、少し片栗粉をつなぎにして。スタッフにも大好評の一品になりました。すりおろし蓮根未体験の方はぜひ一度お試しを。
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薬草茶(スギナ、ドクダミ) |
料理人:よこやま
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