2004年12月21日 | |
昼めしの献立
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2本の新刊の進行が追い込み真っただ中で、今年は恒例の自然食通信調理部(実力は?)による忘年会の準備も無理そうだけれど、息抜きもしたいし、というわけで、明日の仕事の段取りを気にしつつ慌しくスタッフだけのささやかな飲み会を決行。場所は西荻窪の知り合いの店。近くの農家と自家の畑から直行の充実した旬の野菜や新鮮な魚の料理と、若き料理人の繊細な庖丁さばきにも魅了され、温もりのひとときを味わう。その折の1品、隠し味のようにしのばせたサツマイモの甘味がほんのり効いた厚焼き卵のおいしさが誘い水になって、久しぶりに作ってみることに。 厚焼き玉子は3人分で卵5個。菜園・野の扉から毎週届いているもの。溶いた卵に酒、だし汁(卵1個分ほど)、だし汁でといた片栗粉と、塩、醤油で味付け。長ねぎの青い部分が沢山残っていたのでこれを小口に刻んだのと、チリメンジャコを入れて焼く。だし汁をたくさん入れるとまとめがうまくいかないこともあるので、今日は片栗粉を入れて。そうそう、だしをとった鰹節も刻んで混ぜ込んでしまう。おかずだからネ。ムダも出ないし。 古くなって湿気てきていた煎茶を焙じていれたお茶でご飯を炊く。少し塩味もつけて。先日見たテレビ番組(スポンサーは農協系の団体でした)で紹介されていたのは、大豆をよく煎り、水の中で外皮をとったのを、焙じたお茶と一緒に炊き込むという丁寧な作り方。画面の向うから煎り大豆とほうじ茶の香ばしい匂いが押し寄せてくるようで大いに刺激されたけれど、煎り大豆のほうはまたの機会に。昔、奈良の東大寺近くの茶店で出された茶飯の味わい深さも甦ってくるという、おまけつき。 大きいキャベツがあるので、これをゆがいてカサを減らしてサラダに使うことに。あと、つまみ菜が何種類か一緒に入ってきていたので、これとレタスもちぎって。ニンニクとクミンシードの香りを出したオリーブ油と塩、酢少々で全部をまぜる。 あと味噌汁。子供のころ、母が作ってくれていた味噌汁で、このジャガイモと大根の取り合わせが大好きだったので、冬にはやっぱり作りたくなる。 |
ドクダミ+ヨモギ+桑の葉 | |
鹿児島土産の軽羹 |
料理人:ぎん
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