ON-LINE 自然食通信 たべものとくらしをあなたの手に
amarans.net TOP新刊案内既刊案内書評情報おしらせお知らせ日々のたより昼めし日記新生活通信リンク
TOP > 昼めし日記 > 2007年8月29日

昼めし日記

2007年8月29日
昼めしの献立 
  • 鮭入り酒蒸しご飯 
  • 味噌汁(茄子、マクワウリ、半熟卵、ミョウガ) 
  • 茄子、カボチャ、三尺ササゲの梅風味煮 
  • マクワウリのサルサソース和え

毎年のことだけれど、梅雨入りしたとたんに、ストックしている米に虫が湧きだす。仕事にかまけて油断していると、事務所のなかを小さな蛾が飛び回るようになるので、そうなっては被害甚大。餌場、と思うのか虫はどんどん卵を産み、炊いたご飯は古米の臭いがしてくるし。で、慌てて虫干し、天日干しにつとめます。
そうしてなんとかやりくりして食べつないだ去年の米も新米の出荷を待たずに底を尽いてしまい、
残っているのは、餅米のみに。これも虫干し米なので、食味はあやしい。少しはおいしく食べようと、酒蒸しにすることに。故郷新潟では鮭をのっけて蒸す“わっぱ飯”というのがあって、この頃はテレビなどでご当地料理の一つとして時折紹介されたりしています。
「わっぱ」というのは薄く剥いだ木の板を、輪にしてつなぎ、蒸篭にした容器。秋田の”曲げわっぱ”が、民謡にも歌われていて有名で、こちらが本家かも。これで米をむしたり、饅頭をむしたりするのですが、田舎にいたときには、我が家にはこんな洒落た道具はありませんでした。餅米といえば、小豆やささげ豆を入れて蒸すおこわくらいしか家では食べたことがなく、おとなになって、居酒屋で初めて味わったのが、あまりにおいしくて、しばらくはまって家でもよくつくっていたっけ。長らくご無沙汰ながら、わざわざ「わっぱ」を買わなくても、蒸し器や深めの鍋にざるをのっけて蒸せば簡単だし、いっちょやってみますか。

餅米は本当は一昼夜くらい水につけてから蒸すとふっくら蒸しあがりますが、一晩(8時間くらい)でもまあなんとか。
昨晩から水に浸けておいた餅米(2カップ)の水切りをして強火で20分ほど蒸し、蒸し上がったら火から下ろして、薄く塩味をつけた酒を全体にまぶし、鮭の切り身を上に散らして、もう一度蒸す。酒が行き渡ってふっくらし、鮭にしっかり火が通れば出来上がり。鮭の身が余り崩れないようご飯と混ぜ合わせ、上にも散らす。刻んだミョウガものせて。この時期、ミョウガは、ようやくひと山いくらというくらいの、不揃いだけどお安いのが出回るので、そこをねらってどっさり買い込み、なんにでもミョウガを入れて飽きるまでたべるというのが、食いしんぼう“よこやま流”。

味噌汁は茄子と瓜を具に。緑色の皮に縦に白い筋が入ったマクワウリが来ていました。仕上げに半熟卵を加え、ここにもミョウガを盛ります。
子どもの頃、(40年以上たつのにこんなことは忘れないものねと呟きつつ)瓜と言えば、果物と思っていました。このマクワウリ(の親類なのかも)や、それより大ぶりの白い瓜、やはりタテに筋が入った真っ黄色のずんぐりした瓜…どれも甘くて瑞々しくおいしかった。夏中、西瓜か瓜か、いつもどちらかにかぶりついていた気がするくらい、よく食べてた記憶が。そのうちプリンスメロンという、メロンまがいの新品種が売り出されて、すっかりあの甘い瓜は姿を見なくなってしまったけれど。庶民の果物、瓜の復活はもはやないのでしょうかね。

煮物は、だし汁に塩、醤油で薄めに味つけし、梅干し一個を入れて、茄子、カボチャを煮る。味が染みたらゴマ油を少しさして軽く煮立て、火から下ろす。器に盛り、残った汁を煮立てて、三尺ササゲにさっと火を通し、盛りつける。梅の酸味がカボチャの甘みをいい具合に押さえてくれて、さっぱり味に仕上がりました。

サルサソース初体験は12年前、メキシコならぬアメリカ・ニューメキシコ州の町で宿泊した折に。辛ぁ〜い青唐辛子、ハラペーニョの小気味いい辛さにオーッとなったのを思い出します。
野の扉からこのハラペーニョが届きだして3年目かな。新しい野菜が時折こうして入ってくるので、いつもボックスを開けるときにワクワクします。
マクワウリの残りを蒸して火が通ったらあら熱をとり、冷蔵庫で冷やす。トマトがざくざくとやや粗めに刻み、玉葱はみじん切りに。ハラペーニョを少し刻んで加えて、塩少しとレモン汁を全体に混ぜ合わせ、マクワウリをざっと和える。ほんの少しのハラペーニョがこれまで日本の青唐辛子にはなかったカラッと乾いた香りで全体をつつみ、爽快な辛みが暑さを吹き飛ばしてくれます。

本日のお茶

麦茶
 

本日のおやつ

       

料理人:よこやま

このページの一番上へ▲

昼めし日記一覧

前の日記 次の日記

Copyright 00-04 自然食通信社 All rights reserved.
このホームページの内容を許可なく転載することはご遠慮ください.

自然食通信社
東京都文京区本郷2-12-9-202
このサイトに関するお問い合わせは下記にお願いします
mail:info(at)amarans.net