| TOP > 昼めし日記 > 2005年11月4日 |
| |

2005年11月4日
|
昼めしの献立
- 地鶏と根菜のカレーソテー
- サラダ(煮玉子、サツマイモ、ローメインレタス)
- 全粒小麦入りごはん
- 味噌汁(ニラ、人参、玉葱)
|
 |
|
「工房からの風」に「チャパティと豆料理のおいしい場所」を出展していた塩山奈央さんが遊びに来てくれました。いつもお野菜を送って下さる「野の扉」から、平飼鶏肉が届いたばかり。新鮮なうちにとはりきって切り分けました…が…、ブロイラーの若鶏とは大違い、土の上を走り回り、卵をじゅうぶん産んだのちにお肉となった鶏のまぁなんとカタイこと…。忘れていました。こういう肉は余分な脂身もなくおいしいけれど、カタイのです。カタイ肉にあった料理をせねば、と反省。
カレーソテー(イタリアンパセリをたっぷりのせて)の味はよいが、かみついて頑張って食べたのが半分くらい。あとはこまかーく切って、ぐつぐつ数時間煮込むことにいたしましょう。(次回をお楽しみに)
かつて私の家は、平飼養鶏をやっていました。毎日、父が建てたほったて小屋で、数種類の大きな飼料袋を床にあけ、スコップでかき混ぜて餌をつくり、野原道を下って重いバケツを鶏たちの小屋まで運ぶ日々。草をやり、朝晩水をとりかえ、めんどりたちのお腹の下からあたたかい卵をとってきて集め、ひとつずつ布で汚れをとり、数をかぞえて。そのころは「卵は、一日一個だけ」となぜか言い聞かせられ、そういうもんなのだと信じていました。
来客があると、決まって、奄美の郷土料理、「鶏飯(けいはん)」。その日は家族総出で鶏をつぶすのです。肉付きのよいのを父が選びだし、羽の付け根あたりをつかんで連れてくると、首に包丁を入れて血抜き、血が抜けたら、こどもたちも手伝って羽を抜くのにひと騒動。細かいものはピンセットもつかって抜いて、ようやく、あの、アジアの市場や軒先にぶらさがっている、丸裸の鶏になるというわけ。
子どものころの、あのざわざわした匂いや感覚は忘れがたいもので、今思えば貴重な感覚があの作業のなかで開いたなあ、と思います。カタイ肉をかみしめながらどっと記憶がよみがえってきた昼飯でした。
|
 |
ドクダミ
|
 |
Paulのデニッシュ。塩山さんからいただきもの |
料理人:おおわだ
このページの一番上へ▲
|